株式会社ユーナのロゴには「UNA」という3文字のアルファベットを使っています。この3文字のアルファベットが示すものが、株式会社ユーナの考え方の根底に流れるものです。
人はいろいろな「能力」を身に付けて仕事をしています。たとえば、技術力、営業力、マネージメント力、組織力、それぞれの立場に応じた権限などがあります。そしていろいろな「能力」を身につけた人が集まりネットワークを構成し、一つのチームとなってプロジェクトに挑んでいます。
すなわち個々の人が身につけた「能力」と、それらを融合し活かすための有機的なネットワークが、プロジェクトとしての力となっているのです。
一般的には、その人が持っている「能力」にばかり目が行きすぎて、「能力」を持っている「その人」の事を忘れてしまいがちです。「その人」が能力を持ち、「その人」がネットワークを構築します。つまり、中心にあるのは「その人」です。この当たり前のことがないがしろにされてしまうのが現代社会です。
その人が持っている「能力」を中心に考えるネットワークから、「その人らしさ」を中心に考えるネットワークに変化させることより、その人自身をより活かすことができます。そしてその人自身が活きることにより、その人が併せ持つ「能力」もより活きます。この循環によってより深い次元で人々が融合し、より有機的なネットワークが構成され、ひいては組織が成長します。
つまり、一人一人が「その人らしく」なればなるほど、表面的な関係性から深化した関係性へと変化してゆきます。この深化した関係性がその組織を成長させます。そして深化した組織は最も良いバランスを保ちます。最適化された組織は、スピード、パワー、コストなどのどの面を取っても最も効率的な組織となっているのです。
こうして、プロジェクトは真の成功を生むのです。
深化した人が組織を深化させるように、深化した組織が人を深化させるという好循環を生みます。この人の深化、関係性の深化というものが、本来の人の成長、組織の成長と考えます。